「日本のおっぱい」乳がんダイアリー

2011年乳がんになりました。

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

恥、かきかき…今日も

何日か前に、「Perfect Scars Book」のことを書きました。今でこそ、こういう写真を「綺麗だな」なんて余裕で見ていますが、何を隠そう、手術直後は自分の手術跡は見ることができませんでした。家族の手術の傷跡さえ、何だか痛そうで見ることも出来なかった…

されど髪の毛

抗がん剤治療の副作用、と言うと真っ先に「髪がぬける」。全身がだるいとか、吐き気がするとか、力が出ない、貧血、感染症にかかりやすいなどなど、もっと実は深刻な副作用はたくさんあるのに、どういう訳か、皆「副作用は、髪がぬけるのですか?」と気にし…

風邪ひいたけど…

1月12、13、14日の三連休は、関東地方は大雪。そしてその三日間は、私も風邪で39度近い熱を出して寝込みました。熱でうなされながら、ずっと頭の中をエコーしていたのは、「病気の犬は、半分の目で見るのよ。見つめすぎちゃだめよ。」と言われたこと。私と同…

おたんこナースの思い出

いつの間にか、手術(2011年8月15日)から1年5ヶ月がたってしまいました。ほんとうに、「いつの間に」?手術の翌々日に、心配してくれいたお友だちに書いたメールが出て来ました。「大学病院のせいか、ここは若手も多くて、おたんこナース1、2、3までいるの…

iPS細胞とおっぱい

山中教授にノーベル賞では一歩先を越されてしまった旧友K教授からのメールです。ご本人の承諾をもらって、引用します。話題のiPS細胞と私の病気が関係してるなんて、思ってもみなかった。前から、疑問でしたが、なんでおっぱいは「再建」っていうのでしょう…

「灰とダイヤモンド」

13日の日曜日。偶然、特急電車の中でお友達と一緒になりました。池袋に到着するまで40分間お隣の席でおしゃべり。「ギュネイが死んだの。」 「まあ、どうしてるかと思ってたの。それで、どうしたの?」 (この質問は、他の人にも結構聞かれました。「どのよ…

「Perfect Scars Book」

去年の6月の記事について。シドニーの魔女医ことセリーナのお友達が乳房の再建手術をして、乳首にハートの入れ墨を入れたって話しを書いたら、高校のクラスメート(♂)が「あなたがハートの入れ墨したら、見せてくれ。」とメールしてきました。これこれ!も…

犬のホスピス?

一ヶ月以上、夜中に家族で交代で2、3時間おきに、ギュネイにおしっこをさせていたので、久しぶりに朝まで続けて寝られるようになって、疲れがどっと出ました。犬の緩和治療、は食べ物と排泄の管理です。食べ物は、鶏や豚の内臓を茹でて与えたり(「以臓補臓…

生きてる「臭い」

12月29日の早朝、具合が悪くなってから二階には上って来なくなったギュネイが、ただごとではない勢いで私の寝室に駆け込んで来たことがありました。「どうしたの?」と声をかけると、そのまままた脱兎のごとく、転がるように玄関へ。外に出してあげると、お…

土にかえる

昨日、軽井沢の庭にギュネイを埋葬しました。 生きて駆け抜けた6年の間ずっと、彼が愛した、そして彼を愛してくれた人たちに見守られて、大好きだった林の一部となりました。

黒オリーブの瞳

琉球犬ギュネイが、今日の朝方3時5分に逝きました。最後に大きく一言「おー」と呻いて、深く天から息を吸い込んで。6才4ヶ月。オス。6頭兄弟の一番甘えっ子。最後にお散歩をしたね。 「病い犬。あと。つけ。アイコンタクト。黒オリーブの瞳に上弦の月」

一緒に歩くとこんなに楽しい

琉球犬ギュネイ。今日の午後からノーリードで歩かせるとしんどそうになったので、久しぶりにリードを付けて「散歩行こうか?」と声をかけると、嬉しそうに真っすぐにしっぽを立ててふりました。ドアでは、必ず「どうぞ」と後から。そして、ご近所を一周リー…