「日本のおっぱい」乳がんダイアリー

2011年乳がんになりました。

「Perfect Scars Book」

去年の6月の記事について。

シドニーの魔女医ことセリーナのお友達が乳房の再建手術をして、乳首にハートの入れ墨を入れたって話しを書いたら、高校のクラスメート(♂)が「あなたがハートの入れ墨したら、見せてくれ。」とメールしてきました。これこれ!もしそんなことがあっても、もったいなくて見せられない。

その後すぐに、セリーナが送って来てくれたビデオにハートのご本人の写真があるので、それでも見て下さい。
http://www.rockethub.com/projects/6866-perfect-scars-book-project
このビデオは、「Perfect Scars Book」(「無敵の傷跡」(我ながら、変な日本語。「完全なる傷跡」?「美しい傷」?)というタイトルの写真集を作るので、資金を集めるためのプロモーション用。(プロジェクトは無事完了した、とあるので、写真集も出版されているのでしょうか?)

写真には、乳がんだけじゃなくて、他の手術の傷跡をもった老若男女のモデルがきれいに写っていて、思わず引き込まれました。

モデルになった人たちのコメントに、ジンと胸があつくなります。
「この本は、乳がんの手術に迷っている人に希望を与えると思います。手術した後の人生も輝いています。私自身は、再建をしてそれを受入れていますが、他の人の手術の傷跡を見てとても綺麗だと感じました。」

「傷跡があったって、それがあなたを決定づけることにはなりません。傷跡は、私たちがどんなに大変な出来事に出会ってしまい、どんなにドラマチックな経験をしたかを表すことはあっても、それが私たちの人生を決定することにはなりません。」

傷跡の写真集なんて、素敵です。人に見せたらいけないんじゃないか、と思っている人はまだまだたくさんいると思うので。

私も、そろそろ温泉に入りに行ってみようかな。