「日本のおっぱい」乳がんダイアリー

2011年乳がんになりました。

歯医者の流儀

今日は寒くて、何となく色々とやる気が出ないなあ、と昼休みに歯を磨いていたら、前歯の極々上部が一部黒くなっていることに気がつきました。何か、歯も浮いた感じだし、嫌な予感。

早速、友人の間でちょっと評判になっている近所の歯医者さんに電話して夕方診てもらうことにしました。

「歯石をとってないでしょう?酷いことになってます。歯槽膿漏で、もうすぐ歯が動いてきますよ。」と初診の歯医者さんに口を診るなり、ショッキングなことを言われてしまいました。去年まで通っていた山の中にあるおじいちゃん先生のところでは、「歯石とってください。」というと「そうだねえ。」とのんびりと口の中を綺麗にしてくれていたと思っていたけど、それじゃあやっぱり足らなかったのですね。

抗がん剤治療以降、未だに口の中の様子に何となく違和感があって、味覚は100%完全にもどっていないし(塩味に自信無し)、歯磨きはちゃんとしているつもりでも、口のケアへの意識は低いままでした。反省です。

それにしても、歯医者さん。子どもの時からつい最近まで通っていたところを含めて、いくつか知ってるけど、それぞれに違うこだわりがあるものだなあ、と今日は再確認してしまいました。

このたびの歯医者さんは、病院のどこにもかしこにも「標語」のようなものや新しい治療に関するパンフレットや、製品、お薬の案内が所狭しと張ってあるし置いてある。治療台の上には、「Love, Peace xxxx(覚えられない)」のステッカー、台の上の照明のところには、動物のマスコットがマグネットで何匹も並んでいます。

の割には、当のご本人はこざっぱりした後期中年でもばりばりの雰囲気の先生。

初診のアンケートは細かくて、「肩こりはありますか?右?左?両方?」とか「歯医者は緊張しますか?」とか、「足がつりますか?」とか「頭痛はしますか?」とか「便秘はしますか」とか一見治療とは関係なさそうな質問が。その上、カラダのバランスを診る(噛み合わせとの関連?)とかで、全身の立ち姿の写真を前後左右からパチパチ。口の中の写真も鏡をくわえさせられて、上あご下あごと、パチ。

肝心の前歯の虫歯は即効で治してくれて、その手際に良い事!「歯石をとるおつもりなら、予約をして行ってください。」と言われて、予約をしました。

帰りに気がついた受付の張り紙は、「バッチフラワーレメディを始めました。治療が恐い方には良いかと思いますので、ご遠慮なくお声をおかけください。」とあり、隣には「鍼灸歯科医師」のお免状も。

通えば通う程、新しい発見のありそうな歯医者ではありませんか。