「日本のおっぱい」乳がんダイアリー

2011年乳がんになりました。

おたんこナースの思い出

いつの間にか、手術(2011年8月15日)から1年5ヶ月がたってしまいました。ほんとうに、「いつの間に」?

手術の翌々日に、心配してくれいたお友だちに書いたメールが出て来ました。

「大学病院のせいか、ここは若手も多くて、おたんこナース1、2、3までいるの。皆、今年の新卒。

1は、採血の針が入らなくて三カ所刺しても失敗。先輩を呼びに行きました。

2は、はー、ってため息ばかりついていて、『ふうー、熱、計ろうかな…』とか、『ふうー、血圧、計ろうかな…?』とかつぶやく。この子が、術後の夜勤で一晩中、一時間ごとに見守りに病室に来て、『はー、大丈夫?』なんて聞かれて、結構元気が失せた。翌朝、私の顔付きを見て主治医たちが病状が悪くなったと焦った位、彼女の負のオーラにはやられました。(⌒-⌒; )

3は、元気で明るいのが取り柄。だけど、自分が元気なので、病人がへばってるのがわからない…

オタンコナースを笑い飛ばす余裕が出て来ました。この子たちも、いつかは、白衣の天使と呼ばれるようになるかしら(^o^)」

思い出しました!おたんこナースたち。No.2のナースはそれにしても、ひどかった。今頃、どうしているのでしょうか?No.3については、妹への別メールでも触れてます。

「夕べ、あなたたちが帰ってから、実は今までの部屋は、婦人科の病室を借りてた、重病の新患が来る事になった、でも、乳腺の個室は一杯で、って。えー、四人部屋はいや、眠れない、とか訴えて、今朝まで、色々調整してくれてたみたいだけど、結局はダメ。気候のせいで、重病が多いのか?まあ、私は、ここでは、重病のうちに入れて貰ってない、ということか?

今朝は、オタンコナース パート3で、パート2よりは明るく元気だけど、自分が元気な分、病人への想像力が足りず、『はーい、じゃあ、あと15分位で、お部屋片付けて、移りますよ!』とあくまで元気。手伝ってくれるかと思えば、チェックに来ただけで、『小物は、紙袋に入れられますか?えー、ない?じゃあ、ビニール袋持って来ますから入れてください。』おいおい、さっきあなたが熱を計って、今日は熱ありますね、大丈夫ですか?って言ったばかりだろう…

結局、その後一時間たっても動けずにぐったりしていたら、ベテラン看護師さんが荷物をベッドに乗せて、楽々運んでくれました。ああ、こんなちょっとしたことで、病人の体調も変わるんだ。」

どのナースも、胸章に「新人」のマークをつけていました。8月だったということは、看護師としてスタートして4ヶ月目。息子と同じ年頃でプロフェッショナル、と考えると、たいしたものだな、と思えたり。こうやって、患者も看護師も鍛えられます。