「日本のおっぱい」乳がんダイアリー

2011年乳がんになりました。

一回目の抗がん剤治療、無事終了

昨日1月25日、どきどきの初体験「抗がん剤治療」の一回目が終わりました。治療を受けることになった埼玉医大国際医療センターの乳がんの治療スタンダードに従って、「EC療法」と「ドキタキセル」を、それぞれ三週間おきに4回づつ、点滴で投与します。

全部で8回の投与が終わるのが、6月末の予定。私は「術前抗がん剤」を選んだので、手術は「抗がん剤治療」が完了した後、3-4週間後になるそうです。そう、夏の真っ盛りに手術。

朝は、夫の運転で病院へ。採血して、「抗がん剤」投与に問題ないかどうかの診察。お医者から、1治療の方法、2必要性、3副作用、4危険性などの説明があって、同意書に署名する。

「必要性」の欄の「延命効果」にチェックがなかったことにほっとするすると同時に、複雑な気持ち。ここにチェックがある人は、それを見て何を思うのだろう。

「通院治療センター」は、広いスペースに、革張りと思われる高級そうなリクライニングシートが数多しと並んで、老若男女がシートに取り付けられたTVモニターを観たりしながら、静かに点滴を受けている、非日常空間でした。

私は初めてなので、ベッドに寝かされて、途中何度か血圧や血中酸素やを測ったり、看護士さんも点滴中に体調に変化がないか良く見ていてくれる。「抗がん剤」は生もの。点滴前に薬剤師が一時間かけて、調剤。そして、それをとうとう投下。きゃー!....

「気分は悪くないですか?腕が吊れたり、痛かったりしないですか?」
「あの、ここが痛いのは?」
「あ、これは針がささっているところです。(苦笑)そこは少し痛くても仕方ないんですよ。」
薬が少しずつ、静かに落ちて来るけど、「劇薬」と思っていたけど、カラダに変化は何も感じない。この薬が、私の中にある癌をやっつけてくれますように、と薬に「気」を送った。