「日本のおっぱい」乳がんダイアリー

2011年乳がんになりました。

ある時は「癌よりこわい副作用」

抗がん剤」というと、必ず「副作用」がセットで付いてくる。それを耐えるのが、とても大変だと、お医者も、看護士さんも事前に、これでもか、これでもかと、説明してくれた。

「EC治療」の副作用の特徴は、「つわり」。いや、「吐き気と嘔吐」。それ程、「つわり」に似ているらしい。それなら、私も経験済みなので、少し安心しました。一度知っていることは、想像がつきます。それに3日位で終わるらしい。何せ私の場合、つわりが妊娠1ヶ月から8ヶ月まで続いたんですから。(自慢にはなりませんが。)

次に強い副作用は「便秘」。これも私にはお馴染みです。

一時間半の点滴が終わって、無事解放されました。夫に代わって、両親がお出迎え。この歳になっても、恥ずかしいことに充分甘やかされいます。
「おお、来た来た」と父。
自分が入院するのでは、と思われる位の大荷物を持った母。(実は、防寒着を詰め込んでいる。)
明るい広いロビーで本を読んで、二時間近く待っていてくれました。
感動したように父は言う。「ここは、広くていい病院だね。ホテルのようだ。癌と心臓病と脳卒中の専門?私は、倒れるとしたら心臓なので、その時はここに入院したい。ママも、次に入院するときはここにしなさい。」
母「いいけど、私は心臓病にも脳卒中にも癌にもなりそうもない。何の病気で入るの?」
私「肥満。」

せっかく、ここまで来たのだから、すぐ隣にある武者小路実篤の「新しき村」で卵を買って帰りましょう。ついでに農協の直売場にも寄りましょう、後は、飯能にある「生活の木」のハーブショップで薬の副作用で皮膚の乾燥するので、ボディーローションを見繕ってみましょう。
いつものように、帰宅途中もプログラム満載。
抗がん剤治療」の通院でさえ、楽しくイベントに換えてしまう両親。有り難いことです。

友人の書家山田麻子さんからお見舞いにもらったマグカップを初使い。病院にあるスタバ専用カップにしてね、と。カップには、なぜか「すっぽんぽん」と書いてある‥