「日本のおっぱい」乳がんダイアリー

2011年乳がんになりました。

流行りものとは縁がないと思っていたけれど。

今日は、国立北京中医薬大学日本校の「中医薬膳学」の授業。温かい日だったので、ほかほか歩くのも嬉しい。

10分程遅れて行ったら、いつになく教室が人であふれていて、ビックリ。何とか真ん中位の席に潜り込んで、顔なじみに「今日はどうして、こんなに混んでるの?」とささやくと、「見学の人が多いのよ。」

4月から入学を考えている人たちが一日体験受講をしているのでした。

先生方も、学生の多さに戸惑っています。大学が日本でスタートして以来、今年は記録的な生徒の多さだったそうですし、今日の見学者の人数を見ると、来年は今年どころじゃなさそうです。気がつけば、漢方、薬膳が空前のブームとか。

中医学は、想像していた以上に論理的な学問でした。勉強すればする程、奥が深くて、いつまでやっても「理解できる」レベルにならないのではないか、とただただ焦るばかり。

私の尊敬する一人の中国人の先生は、「中医学では、どれが『白』どれが『黒』とはっきりさせることはありません。状態はつねに変化するし、曖昧な部分も多いんですね。そこが学ぶ上で難しいところでもあります。でも、私は、この頃、白黒はっきりしない考え方というのは、人生を楽にさせることでもある、と思うようになりました。」とおっしゃった。

先生、何か辛いことでもあるんですか?