ホームシアターと思えば。
抗がん剤治療の副作用が一番きつい一週間は、身体はへばっているのに、真夜中に目が覚める、その後は苦しいのに眠れない。神経だけがぴんぴんしている。
ちょうど同じ時間に猫も起きる、そして猫が外に出る、窓を開けてあげる。また猫が「入れてちょーだーい。」と鳴く‥朝方になる。少し眠くなって眠るけど、朝になってもボーとしていてベッドから出られない、の繰り返しです。日頃、人並み以上に長ーく眠ることはあっても「眠れない」という悩みとは無縁だった私は、かなり焦りました。
ある日、無理に眠ろうとしないで、衛星放送の映画を明け方まで観たら、これが結構な気晴らしにもなり、映画が終わった頃に自然に疲れて眠れて、おまけに翌日は物語の中の若き日のブラピを思い出しては、胸がキュンとなり、かなり幸せだったので、それからは、眠れなければ悩まずに、TVをオン。
ポジティブ心理学の本にも、「楽しいことが後に待っていれば、苦痛が半減する」とあります。
治療を受けた後に、副作用が出るまでにレンタルDVDを10本借りて来るべき一週間に備えることにしました。
その間に観た映画の一言コメント:
「Legents of the Fall」ブラピ!
「インビクタス」単純なストーリーで見せる正統映画。
「Hana-bi」彼の映画は初めて。妙に印象的。
「サイドウェイ」あんまり、ワインが美味しそうじゃない。
「グラン・トリノ」モン族ってこんな顔?泣いちゃった。
「ミリオンダラー・ベイビー」哀しい話。
「(500)日のサマー」時間がいったり来たりするのが新鮮。
「抱擁のかけら」え?こんなんでいいの?
「迷子の警察音楽隊」ああ、中東の乾いた優しさと淋しさ。
「珈琲時光」一青窈って演技できるんだ。
「それでも恋するバルセロナ」ありえないでしょう。
「画家と庭師のカンパーニュ」イイなあ、フランスの田舎の家。
「人生万歳!」久々のウッディアレン。
「赤ちゃんはトップレディがお好き」軽くてすっきり。
「三人の妻への手紙」女優の表情が素晴らしい。
まだもっと観たはずなのに、全部は思い出せませんね。