「日本のおっぱい」乳がんダイアリー

2011年乳がんになりました。

健康を守るってこと。

今日は、10ヶ月ぶりくらいに山の水を汲みに行って来ました。

ちょうど一年前。インフルエンザで、中学校の学級閉鎖が話題になっている頃、知り合いが、「うちの娘の担任の先生が、出がらしの緑茶でスプレーを作って、クラスでシュ、シュ、って撒いてたの。そうしたら、うちのクラスだけ、誰もインフルエンザになる子がいなかったのよ。」そこに居合わせたママさんたち、いっせいに「へえ、お茶って殺菌作用があるしねえ。」とまんまるお目目で納得。

抗がん剤治療を始めたばかりで、「感染症には注意してくださいよ。」と言われたいた私も、さっそく家に帰ってまねっこしてみました。

緑茶は、免疫作用を高めるっていうんで、毎朝深入りを美味しく一服飲んでいたので、その出がらしで緑茶スプレーを作って、気がつけば、玄関でシュ、トイレでシュ、洗面所や寝室でシュ。お茶の消臭作用で、空気が良い臭いになって、思っていた以上に気持ちが良くリフレッシュ。

でも、そんなことを続けているうちに、ある日ふと気がついたことがあります。緑茶スプレー先生のやっていたことは、実はインフルエンザ菌をやっつけることじゃないんだ、ということに。

考えたら、お茶にいくら抗菌効果があってもインフルエンザ菌をやっつける程の効果はないはず。(あったら、人が飲むことができないじゃあないですか。)

きっと先生は、教室の隅々をシュってスプレーして歩いていて、床が汚れていたり、汚い雑巾がそのままになっていたりしたら、ちょこっと掃除したりしていたんじゃないかしら。こどもたちの側で、シュッとやれば、元気のない子や顔色の冴えない子にも気がついて、「早く帰りなさい」とか「温かくしなさい」と声をかけてたんじゃあないかしら。シュッとやっているうちに、部屋が寒ければ温度をあげたり、乾燥してたら湿度を調整してあげたり、時々は窓を開けて新鮮な空気を入れたり‥

実際に見た訳でもないのに、緑茶をスプレーをしながら、そんな気配りをしている先生の姿が想像できました。

そうだ、クラスの、家族の、誰かの健康を守るってそういことだったんだ。

巷には、「カラダに良い」「免疫力をつける」っていうものがあふれていて、いったい、どれをやったらわからなかくなっていた時、この緑茶先生のことを知って、「基本に戻る」ことが大切なことを思い出しました。

まずは、空気と水。カラダに入れるなら、これが一番大切なもの。それから、美味しい水源の水を汲んで使うようにしてしました。

そうです。空気と水信じられていた、去年の5月までは。

山の水も凍るほどに、寒い毎日