「日本のおっぱい」乳がんダイアリー

2011年乳がんになりました。

この頃の私です

手術から、いつの間にか4ヶ月が経ちました。

最初は、水平に上げるのさえやっとこさだった左腕も、今では前には垂直まで上がります。(横から垂直は、もう少し。)二週間程前に長袖のTシャツを着ることができるようになって、自分一人で達成感にひたって、俵万智風に「Tシャツ記念日」などとニヤニヤしていました。そんなことが、大変なことだなんて、経験しないとわかりません。

利き腕でない、左腕が不自由の方が楽だ思っていましたが、それは間違い。作業の時、出かける時、買い物の時も、鍵を開けたり、スウィッチを押したり、お金を出したりする細かい作業は右手を使うので、その間は思い荷物は左腕に頼らなければなりません。

リンパ節がないので、リンパの流れが悪くならないように、と左手で重いものは持つな、ショルダーバッグは右肩にかけろ、リュックサックは一生かけられない(!)、などと言われているのに、です。

先日、病院に行った時には、「リンパ浮腫外来」の看護師さんに、手首、腕、二の腕の3サイズを計られて、メモを渡されてしまいました。自分でも時々計って、むくんでいるかどうか、確かめるようにということらしいのですが。人って、痩せたり、太ったりもしますよね。むくんでたら、自分で見てわかると思うけど。

幸い、今のところは左腕がむくむこともほとんどなく、この頃は傷の痛みもなくなってきたので、病院で受けた注意に少しづつチャレンジ開始。犬の散歩も左腕を使ったり、重いものも普通に持ったりして、むくむかどうか試しています。

近いうちに着物も着られるようになりたいので、ひもをどの程度締められるか、など実験が必要。腕も柔らかくないと帯も締められないし。

左腕といえば、不思議なことは、液体、特に冷たい飲み物を飲むと、食道や胃ではなくて、左半身を通っていくのが感じられることです。口から、のど、そして左肩からまっすぐ下へ。

お医者に言うと、理由は答えてくれず、「皆、そうらしいです」とおっしゃるばかり。

その面白い感覚も、手術した傷が癒えて来て、この頃はやわらいできてしまいました。ちょっと、残念。

なるべく、三十分か一時間は、林の中を歩くことを日課にしています。知らず知らずに、それだけの体力も戻ってきた、ということですね。