「日本のおっぱい」乳がんダイアリー

2011年乳がんになりました。

主治医にしかられた‥

四回目のEC治療(4月28日)が終わって、先週勇気を出して主治医に相談の電話をしました。

「5月26日にどうしても、抜けられないイベントがあるんです。今回は初めて吐き気もあったし、副作用がきつかったので、19日の治療を受けると26日の体調に自信がないんです。」

「治療を延ばしたい、ということですか?」
「い、いえ、どうしたら良いか、ご相談しているんですけど‥」
「私は、延ばすことは賛成できません。前回も延ばして、今回も。これを許すと、あなたは、また仕事があれば、延ばすことを考えるでしょう?」
あ、図星かも?と思った瞬間、気持ちがしゅーんと縮んでしまいました。

抗がん剤治療は、決まった期間の中で次を投与しなければ、またがん細胞が戻ってしまいます。期間が開けば、苦しい副作用だけで効果はない、ということになるんですよ。」
「ええ、もちろん、わかっていますが‥」
「今度の薬は、吐き気も少ないです。何とか乗り切ることはできないでしょうか?」
「はあ、でも。」
「僕から言ってもダメなようなら、教授から言ってもらいましょうか?」

まるで校則を破ってしかられた中学生の気持ちを思い出して、涙が出そうになりましたが、「わかりました。周りの人たちに病気のことを説明することが出来ると思いますので、協力してもらうようにします。治療は予定通り受けますから。」と、最大限明るい声で答えました。却下ですか‥

「良かったです。一緒に頑張りましょうね。」と優しく主治医。

それなのに先日、19日が誕生日だったことを知って、「まさか、26日のイベントって、誕生日パーティーだったなんてことはないでしょうね?(笑い)」半分冗談、半分は本気の質問だったと思います。

どうも私、札付きの患者と思われていませんか?