「日本のおっぱい」乳がんダイアリー

2011年乳がんになりました。

中間テスト発表

「よく頑張りましたね。」と主治医のお褒めの言葉でした。

PET検査の結果は、抗がん剤三回投与の結果、左胸の31mmの腫瘍は14mmに縮小し、左わき下のリンパ腺の腫瘍にいたっては、「不明瞭化」(見えないということは、無くなったということとは違うのでしょうか?)。ともかくも、やったー!

何だか、自分でも小さくなっているような気がしていたので、「やっぱり」という方が強かったものの、嬉しい。

「EC治療が効いているのですから、私としては残りの一回の投与も勧めます。」
夫も後ろで、「当然です。」と頷いています。

「このまま上手くいっても、やはり手術は必要ですか?」
「リンパ腺に関しては小さくなっても、手術をした方がいいでしょう。目に見えないがんが残っている可能性がありますから。アメリカでも、フランスでも、トルコでも、きっと同じことが言われます。」
(「トルコでもですか‥?」)

「胸の方の手術はどうなるのでしょう?」
「腫瘍がなくなってから、特殊な放射線で治療するという方法もありますけど‥」
胸の方の治療方針は、今はまだよくわからないようでした。

ともかくも、EC治療はよく効いてくれました。次の抗がん剤(タキソール)が効く可能性はまた6、70%で、両方効く人も、片方だけの人も、全く効かない人もいます。

抗がん剤って、治療してみなければわからないと言うことですか。」
「今はまだ遺伝子レベルで、どの薬がどの人のどのがんに有効かということを、完全には調べることが出来ていないからです。」

「それじゃあ、ギャンブルのようなものでしょうか。」
「いや、ギャンブルではありません。5、60%の人に有効であれば、それは医者として『確実』な治療法だと思っています。ギャンブルっていうのは、1%の確率にかけるというような時に言うことです。」と主治医はにっこりと落ちついていらっしゃいます。

そうですね。何ごとも100%ということはあり得ないものです。ますます、「がん治療=自分の価値観、考え方」という気がしてきました。

本当は、抗がん剤が効いたのか、一回お休みをもらって気が軽くなってトルコに行ったことが効いたのか、わからないと思っています。きっと両方でしょう。