「日本のおっぱい」乳がんダイアリー

2011年乳がんになりました。

PET検査の怪

昨日4月19日は、PET/CTと超音波の検査でした。「送ってくれない?」と頼むと、いつも忙しがっている夫が二つ返事で前日「あ、明日休みとるから。」と言ってくれました。これが常道というものでしょう。何せ、妻ががんなんですから。

PET/CTといっても、病院によって機械も多少違うようで、今回は薬剤投与も自動でした。その機械の上には、「放射線剤投与機」の表示。看護士さんは、薬投与中は、防護板の蔭で見守ること2-3分。
「前の病院では、注射でしたけど。」看護士さんは、「微妙な量なので機械で注入した方が正確です。」
「あの、薬って放射線だったんですか?」
「そうです。ブドウ糖と同じような成分ですが、放射線の一種なので、私たちもこうやっていつも被爆を最小限にして、センサーもつけているんです。」

検査の始めに投与するFDGとは、グルコースブドウ糖)に目印となる「ポジトロン核種(=陽電子放出核種)」を合成した薬剤で、正式名称は18F-FDG(フルオロデオキシグルコース)といい、性質はブドウ糖とほぼ同じ。がん細胞はブドウ糖を取り込みやすいので、この薬を取り込むと放射線γ線)を放出してPETカメラが捉えることができるらしい。

「二時間で放射線は半減します。8時間でほとんど無くなりますから。」と言われたものの、「病院を出た後、乳幼児や妊婦と接する予定はありますか?」と確認されました。

あまりにもタイムリーな話題に、ドキっとしました。以前だったら、気にしなかったはずですが。

原発放射線と、医学検査の放射線は、どう違うんでしょう?

後半は、「超音波」の検査。放射線を使わないというだけで、安心感が。