「日本のおっぱい」乳がんダイアリー

2011年乳がんになりました。

第二回目の「化学治療」も無事終了

昨日17日は、三週間ぶりの「抗がん剤治療」に行って来ました。

「癌」っていう病名も嫌だけど、「抗がん剤」というネーミングは最悪です。この名前に嫌悪感を抱く人も多くて、知らない人や始めての人は「恐怖心」さえ感じます。「がん」に「抗う」「薬剤」なんて、いったいどんな劇薬なの?「化学療法」に言い換えると、ちょっとまし。でも、「化学」は「化学兵器」を想像させたりもします。

もう少し、耳にも目にもやさしい名前にしたら、随分と抵抗感が減ると思うけど。英語だと「Chemotherapy=化学療法」。「セラピー」は今や日本語に定着してるので、使えるかもしれません。「がんの薬セラピー」とか、シンプルに「がんの薬」位に言い換えてもいいかもしれません。どなたか、良いアイデアを。

朝、「抗がん剤打ちに行って来まーす!」より「がんのお薬を注射して来まーす!」で、随分と気持ちも響きも軽くなるでしょう。事実、昨日も「ああ、抗がん剤かあ。」って頭が下を向いてしまいそうになりました。こんな時には、一人で行ってはいけない!と、病院へは優しいお友だちが送って行ってくれました。楽しくおしゃべりしながら。

お医者には副作用が余り出なかったことを説明して、今回は「ステロイド剤」を半分に減らしてもらいました。お薬が少しでも減るのは嬉しい。

「治療で、しこりが小さくなると良いんですけどね。」「大丈夫ですよ。80%の人が小さくなりますからね。」

二回目の点滴は、「通院治療センター」の革張りイス席。テレビも見れます。イスもほぼフラットになるので、一時間半の最後の30分は寝心地の良いベッドの上にいるようで、ウトウトしてしまいました。

テレビでは、北朝鮮金正日の次男が妻と、シンガポールエリック・クラプトンのコンサートを聴きに行ったという映像を流していました。その耳には、ピアス。