「日本のおっぱい」乳がんダイアリー

2011年乳がんになりました。

大雪の中を歩くのと似ているかも?

大雪のアメリカ、ウィスコンシンの息子から電話。全州で、学校閉鎖。家で来年度の編入のための願書を仕上げているらしい。

息子「今日の具合は、どお?」
私「うーん、気分は悪くないんだけど。白血球が下がっているってことかしらね。雲の上を歩いているというか、足下がおぼつかないというか、ぼーーとしているというか。」
息子「ああ、風邪引いて、熱が下がって直りかけた時みたいな感じね。あれは、気持ち悪いねえ。」
私「そうそう。それそれ。まあ、3、4日もすればなくなるらしいけどね。」
息子「副作用が少なくて良かったね。」

アメリカの家族と、日本の家族は違うなあ、ってこの頃ようやくわかったんだ。」と息子。
「どんな風に違うの?」
アメリカの家族は、こどもを一人の人格としてリスペクトしてるでしょ?日本では、こどもは『自分が育てた人間』と思っているんじゃないかしら?」
「ふんふん。(いや、うちは一人の人間として扱ってますよ。)」
「だからさ、アメリカではこどものことを褒めることができるんだよね。」え?これは、意外な展開だ。
「人前で、こどもを褒める。でも、日本だと自分が育てた、自分に属する人格だって思えて、人前でこどものこと、褒めるのが難しいでしょ?恥ずかしいというか。」
「(かなりあせる。)えー、私たち、あなたのこと褒めてなかったかしら?」
「うん、褒めてもらってはないけど。リスペクトしてもらっているのは知ってるよ。」

もっともっと褒めて育てれば良かったと、後悔しきり。あ?でも、「褒めて育てる」っていうのと、息子の言っていることは、また違うかなあ?

追伸:上記の「カラダがぼおっとする症状」は、白血球とは関係ないとのことでした。主治医によると「ほとんどの人がある症状なので、薬が全身に効いている時期ではないか。」よく、理由はわからないそうです。